住宅の快適性と省エネ性を左右する断熱性能。近年の住宅では特に重要視されている性能の一つです。
しかし、断熱性能について正しく理解していないと「光熱費が高くなってしまう」「結露やカビが発生しやすくなり、健康を害する」などのリスクがあります。
本記事では、断熱性能の基礎知識から選び方のポイントまで、わかりやすく解説します。さらに、大阪でおすすめの高断熱住宅をご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、以下では枚方市でおすすめの会社を紹介しているので、あわせてご覧ください。
そもそも断熱性って何?
断熱性とは、熱の出入りを防ぐ性能のことです。夏は外からの熱を遮り、冬は室内の暖かさを逃がさないように働きます。以下で具体的に解説するので参考にしてください。
熱の逃げやすさを測定する「UA値」と「Q値」
UA値は外皮平均熱貫流率、Q値は熱損失係数と呼ばれ、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。それぞれの特徴は以下の通りです。
- UA値:壁や窓など、建物の外皮全体の断熱性能を表す
- Q値:建物全体の断熱性能を表す
これらの数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。UA値が0.87以下の住宅は、省エネ性能が特に優れていると評価するものです。断熱性能の高い住宅では、エアコンの効きが良く、光熱費の削減にもつながります。
断熱等級は7段階で表す
住宅の断熱性能等級は以下のように分類されます。
等級 | 性能の目安 |
---|---|
等級7 | エネルギー消費量の削減率が概ね40%(戸建て住宅のみ) |
等級6 | エネルギー消費量の削減率が概ね30%(戸建て住宅のみ) |
等級5 | ZEH強化外皮基準に適合する程度のエネルギー削減 |
等級4 | 次世代省エネ基準(H28年基準) |
等級3 | 新省エネ基準(H4年基準) |
等級2 | 旧省エネ基準(S55年基準)」 |
等級1 | 断熱に関する特別な対策や配慮なし |
大阪の場合、断熱等級ごとのUA値は以下の通りです。
等級 | UA値 | ηAC値 |
---|---|---|
7等級 | 0.26 | 2.80 |
6等級 | 0.46 | 2.80 |
5等級 | 0.60 | 2.80 |
4等級 | 0.87 | 2.80 |
3等級 | 1.54 | 3.80 |
2等級 | 1.67 | – |
1等級 | – | – |
断熱性能が重要な3つの理由とは
ここからは、断熱性能が重要な3つの理由を紹介します。住宅の断熱性能を高めることで、以下のような重要なメリットが得られます。
それぞれの重要性やメリットについて以下で詳しく解説します。
1.快適性と健康アップに役立つ
断熱性能を高めることは、室温の急激な変化を防ぎ、一年を通して快適な室内環境を実現するために重要です。また、結露やカビの発生を抑制し、ヒートショックのリスクも軽減できる点も特長です。
特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、健康面で大きなメリットとなるでしょう。
2.省エネで財布に優しい
高断熱住宅では、冷暖房の効率が大幅に向上します。一般的な住宅と比べて、年間20万円近くの削減が期待できる点もメリットです。
断熱工事には初期投資が必要ですが、長期的には光熱費の大幅な削減につながり、家庭にとっても環境にとっても重要な施策だといえます。
3.住宅の寿命が伸びる
適切な断熱性能は、結露による建材の劣化を防ぎ、建物の構造体への負担を軽減するためにも重要です。住宅への負担を抑えることで、住宅の長寿命化とメンテナンス費用が削減できます。
断熱性能の高さは住宅の資産価値を維持する重要な要素です。
断熱材の種類とその効果
断熱材には大きくわけると以下3つの種類があり、それぞれの種類ごとに効果や特徴が異なります。
以下で詳しくみていきましょう。
ガラスを繊維状にした「繊維系断熱材」
グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材は、軽量で施工性が良く、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。防火性能も高く、多くの住宅で使用されています。
プラスチックを発泡させた「発泡プラスチック系」
ウレタンフォームや押出法ポリスチレンフォームなどは、高い断熱性能と防水性が望める断熱材です。施工後の収縮が少なく、長期間性能を維持できる特徴があります。
無添加の特性を活かした「天然素材系」
セルロースファイバーや木質繊維板などの天然素材は、調湿性に優れ、シックハウス症候群の心配が少ないのが特徴です。環境負荷も低く、自然派住宅に適しています。
断熱性の高い家づくりのポイント3選
実際に断熱性の高い家づくりを実現する際に欠かせないポイントは以下3つの通りです。
以下で詳しく解説します。
1.施工場所に応じた工法や建材を選ぶ
まず、施工する場所に応じた工法や建材を選ぶことが重要です。主な施工場所は以下のようなものがあります。
- 天井・充填断熱
- 屋根断熱
- 外壁
- 仕切り壁
- 床
断熱材自体の性能だけでなく、施工精度も重要なポイントとなります。
2.窓ガラスの種類も工夫する
熱の出入りは窓からが最も多いため、窓の断熱性能が重要です。一般的な単板ガラスではなく、複層ガラスやLow-Eガラスを採用することで、断熱効果を高められます。
また、窓ガラスだけでなく、窓サッシの種類も断熱性を左右する重要な要素です。窓やサッシの種類は施工を依頼するハウスメーカーや工務店によって取り扱いが異なる点に注意が必要です。
3.高い断熱性を誇るハウスメーカーや工務店に依頼する
断熱性能の高い家づくりには、専門的な知識と技術も必要です。実績のあるハウスメーカーや工務店を選べば、確実な断熱性能を確保した家づくりを実現できるでしょう。
また、第三者機関による性能評価を受けている企業を選ぶことも重要です。「どのような断熱材を取り入れているのか」「断熱性の高い窓を選べるのか」など、事前にチェックしておくとよいでしょう。
断熱性能の高い家に住みたいなら「ミハマホーム」がおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ミハマホーム株式会社 |
所在地 | 大阪府枚方市牧野阪2丁目8番2号 |
公式サイト | https://www.mihama-jutaku.co.jp/granz-equipment/ |
ミハマホームは、大阪・京都・兵庫で地域密着型の家づくりを50年以上続けている住宅会社です。「お客様にとって本当に良い家とは何か」を常に追求し、高品質な住宅を提供することに力を入れています。
ミハマホームが、とくに力を入れているのが「GRANZ(グランツ)」という高気密・高断熱住宅です。ミハマホームのコムホームは、以下の断熱性能が標準装備となっています。
- アルミ窓・樹脂ハイブリッド窓:LIXIL/サーモスⅡ-H
- 遮熱高断熱複層ガラス
- シャッター網戸
- 吹付断熱材:硬質ウレタンフォーム
ミハマホームのグランツは、他にも豪華な標準装備が盛り沢山で、費用を押さえて高品質な家造りが可能です。気になる方はぜひ、以下より問い合わせてみてください。
なお、下の記事ではミハマホームのことをより詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
この記事では、住宅における断熱性能の重要性について解説してきました。夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を実現するだけでなく、光熱費の削減や健康への配慮、建物の寿命を延ばすなど、断熱性能はさまざまなメリットをもたらします。
こういった断熱性の高い、高性能な家づくりを実現できるのが「ミハマホーム」です。さらに、ミハマホームは断熱性能だけでなく、耐震性や耐久性にもこだわった家づくりを行っています。
断熱性能の高い家をお探しの方は、ぜひミハマホームにご相談ください。
なお、下の記事ではミハマホームのことをより詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。