分譲住宅の購入を検討している際、値引きができるのか気になっている方は、多いのではないでしょうか。分譲住宅はタイミングによって値引きしてくれる可能性があります。
ただし、分譲住宅の値引きのタイミングを把握していないと、値引きに応じてくれる可能性は低いです。そこでこの記事では、分譲住宅の値引き交渉をするタイミングや値引きに応じてくれやすいタイミングについて解説します。
分譲住宅をお得に購入するためにも、この記事をチェックしてみてください。また、以下の記事では枚方市でおすすめの会社を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
分譲住宅の値引き相談ができる一般的なタイミング
分譲住宅の値引き相談ができる一般的なタイミングは以下の4つです。
それぞれのタイミングをチェックして、どのタイミングが有効かを確認してみてください。
販売直後
分譲住宅が販売開始された直後は、一般的に値引き交渉が難しい時期です。販売開始直後の物件は、最も新鮮で魅力的な状態なため、売り手側は強気な姿勢で販売を進めます。
初期購入者特典やキャンペーンなどを打ち出すことで、値引きをしなくても買い手がつく可能性が高いからです。買い手側は「早く購入しないと売れてしまうかもしれない」という焦りを感じやすく、値引き交渉をする余裕がないでしょう。
分譲住宅完成後
分譲住宅の完成後は、多少値引きしやすい傾向があります。分譲住宅が完成するまでに買い手が見つからない場合、売主側は物件を早く売り切りたいと考えるため、ある程度の値引きに応じる可能性が高いです。
ただし、分譲住宅完成後は売主側の考えに左右されるため、必ず値引きができるわけではありません。
販売から1年後
分譲住宅の販売から1年後は値引きの交渉がしやすいです。販売から1年経つと「新築」から「未入居」に変わります。
一般的に、新築物件は販売開始から半年〜1年程度で売れることが多いです。しかし、1年経っても売れ残っている場合、売主も焦りを感じ始めます。
売主側はできるだけ早く売却したいと考えるため、値引き交渉に応じやすくなるというわけです。
売主が売り急いでいる
売主側が分譲住宅を売り急いでいる場合は、値引き交渉がしやすいです。長期間売れ残っている物件は、売主が早期売却を望んでいる可能性があります。
同じ分譲地内で他の物件が先に売れてしまっている場合も、売主は焦りを感じやすいでしょう。チラシやインターネット上で値引きをして販売している場合は、売り急いでいる可能性が高いです。
分譲住宅の値引きがしやすいタイミング
分譲住宅の値引きがしやすいタイミングは以下の3つです。
それぞれのタイミングを把握して、分譲住宅をお得に購入しましょう。
分譲住宅のハウスメーカーの決算直前
分譲住宅のハウスメーカーの決算直前は値引き交渉がしやすいです。決算前になると、各社とも目標達成に向けて販売を強化します。
決算期は、ハウスメーカーにとって実績が重要です。多少の値引きをしてでも契約数を増やしたいと考えます。また、売れ残った物件を早く売り切りたいという思惑もあります。
決算直前を狙い、戦略的に交渉を進めることで、理想の住まいをよりお得に手に入れられるでしょう。
消費税が上がる直前
消費税が上がる直前も分譲住宅の値引き交渉がしやすいタイミングです。消費税増税前には、駆け込み需要で住宅の売れ行きが一時的に増加します。
しかし、増税後には反動で売れ行きが落ち込むことが予想されます。不動産会社は売れ残りを避けるために、値引き交渉に応じやすくなるというわけです。
金利が上がる直前
金利が上がる直前も分譲住宅の値引き交渉がしやすいです。金利の上昇は住宅ローンの返済額増加に直結するため、買い控えが起こりやすい時期です。
売主であるハウスメーカーは、在庫を抱えるリスクを避けるため、値引きに応じやすくなります。特に、大規模分譲地の場合、売れ残りが目立つようになると、大幅な値引きが期待できるでしょう。
ただし、金利動向は常に変動するため、情報収集は必須です。複数の金融機関で住宅ローンの事前審査を受け、損をしない金利を選びましょう。
分譲住宅の値引きで注意するポイント
分譲住宅の値引きで注意するポイントは以下の3つです。
それぞれのポイントを把握して、分譲住宅の値引きでの失敗を防ぎましょう。
値引き交渉は購入前提
値引きの交渉は「購入前提」でおこなうことが前提です。冷やかしや興味本位ではなく、本気で購入を考えていることを担当者に伝えることで、交渉に応じてもらいやすいです。
値引き交渉をする際は、具体的な金額を提示しましょう。相場や類似物件の価格などを参考に、妥当な金額を伝えることが大切です。
また、値引きをしてもらう代わりに、何かしらの条件を提示するのも有効です。たとえば、即決での契約やオプション工事の追加などが考えられます。
担当者の事情や立場も理解するように努めることで、よりスムーズな交渉ができるでしょう。
他の買い手が見つかると購入できない可能性がある
分譲住宅の購入は、基本的に早い者勝ちです。値引き交渉をしている間に、他の買い手が提示価格で購入する意思を示した場合、購入される可能性が高いです。
特に、人気のある分譲住宅の場合、値引き交渉をしている間に、他の買い手に購入されてしまうケースも少なくありません。あまりにも粘り強い交渉は、結果的に購入の機会を逃してしまうでしょう。
値引き交渉をする際は、タイミングと戦略が重要です。他の買い手の状況や、売主の事情などを考慮しながら、適切なラインでの交渉を心がけましょう。
大幅な値引きはできない
分譲住宅の値引き交渉は、一般的にイメージされるほど簡単ではありません。特に、大幅な値引きを期待するのは難しいのが現実です。
分譲住宅の価格設定には、土地の取得費や建設費、人件費、企業の利益などが含まれています。大幅な値引きをすると企業の経営を圧迫する可能性が高いです。
よって、売主も大幅な値引きには慎重にならざるを得ないのです。ただし、値引き交渉が全くできないわけではありません。値引き交渉は、あくまで常識の範囲内でおこなうようにしましょう。
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まとめ
分譲住宅の値引きはタイミングを見計らうことで可能です。たとえば、分譲住宅の販売から1年が経過した後や売主が売り急いでいる時が値引き交渉をしやすいでしょう。
また、分譲住宅の売主の決算直前や、金利が上がる直前なども値引きしてくれる可能性が高いです。ただし、大幅な値引きは期待できないと考えておきましょう。
この記事を参考にして、分譲住宅の適切な値引き交渉をしてみてください。
