近年、日本各地で地震や台風、豪雨による大規模な自然災害が相次いで発生しています。災害大国と呼ばれる日本において、自然災害への備えは、もはや選択肢ではなく必須といえるでしょう。
しかし、「どのような対策を講じれば良いのか」「何から始めれば良いのか」と迷われている方も多いのではないでしょうか。
災害への備えが不十分な場合、最悪のケースでは家族の命が危険にさらされる可能性があります。
そこで本記事では、災害に強い家づくりに欠かせない設備と、家づくりの6つの重要ポイントについて解説します。これから家づくりを始める方はもちろん、既存住宅の防災対策を検討されている方も、ぜひ最後までご覧ください。
なお、以下では枚方市でおすすめの会社を紹介しているので、あわせてご覧ください。
災害に強い家づくりに必要な設備
近年、地震や台風、豪雨など自然災害が相次いでいる日本では、住宅の防災対策がますます重要となっています。
さまざまな災害対策として有効な設備を紹介します。
太陽光発電システム
太陽光発電システムは、災害時の非常用電源として重要な役割を果たします。
停電時でも自立運転に切り替えることで、担保している電力を使用できます。
これにより、災害時でもテレビの視聴やスマートフォンの充電などの使用が可能となります。
また、蓄電池と組み合わせることで、夜間や悪天候時も電力を確保でき、より安定した生活を維持できるでしょう。
平常時は電気代の節約や売電収入にもつながり、経済的なメリットを期待できるのも利点です。
合わせガラス
合わせガラスは、2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟み込んで圧着させた安全性の高いガラスです。
台風時の飛来物や地震の揺れによってガラスが割れても、破片が飛散しにくい特徴があります。
また、防犯面でも効果を発揮し、侵入者がガラスを割って侵入することを防ぎます。
さらに、防音効果や紫外線カット機能も備えており、日常生活の快適性も向上させられるメリットもあります。
耐震ラッチ
耐震ラッチは、地震の揺れを感知すると自動的に収納扉をロックする機能を持つ金具です。
食器棚や本棚などの収納扉に設置することで、地震時の収納物の飛び出しや落下を防ぎます。
普段は通常の収納として使用でき、地震時のみ作動するため使い勝手を損なうことはありません。
これにより、室内での怪我のリスクを大幅に軽減し、避難経路の確保にも貢献します。
シャッター
シャッターは、台風による飛来物や強風から窓を守る重要な設備です。
窓ガラスが割れることによる怪我の防止だけでなく、雨風の吹き込みによる床や建具の被害、家電の故障なども防ぎます。
また、防犯や防音、断熱効果も備えており、日常的な住まいの快適性も向上させます。
特に強風対策用の耐風圧タイプは、台風時の建物被害を最小限に抑えられる高性能な設備です。
防災ライト
夜間や早朝の災害発生時、暗闇での避難は非常に危険です。
防災ライトは停電時でも一定時間は点灯し続け、安全な避難を支援します。
センサー付きタイプは普段は自動で点灯・消灯するため省エネにも貢献し、非常時にはケースから取り外して携帯電灯として使用することもできます。
これにより、散乱物の多い室内でも安全に移動できるでしょう。
エコキュート
エコキュートは電気と空気の熱を利用してお湯を作る給湯器で、災害時には貯湯タンクの水を生活用水として活用できます。
断水時には、非常用取水栓から水を取り出すことが可能で、トイレや洗面、食器洗いなどに使用できます。
エコキュートには、370リットル・460リットルなどさまざまなタイプの機種があります。家族の人数にあわせて、数日分のお湯が確保できるサイズを選ぶ事が重要です。
また、日常的には省エネ性能に優れ、光熱費の削減にも貢献します。
パントリー
パントリーとは、キッチン近くに設ける食品や日用品の収納スペースのことです。
防災備蓄品の保管場所として災害時に役立ちます。
基本的には、日常的に使用する場所であるため、定期的な備蓄品の確認や入れ替えが容易で、ローリングストック法による備蓄管理に適しています。
また、普段はキッチン周りをすっきりと保ち、まとめ買いした食材の保管場所としても重宝します。
高水密性ドア
大雨時の浸水対策として、高い水密性能を持つ玄関ドアは効果的です。
特殊な形状と高性能なパッキンにより、強い雨風でも室内への水の侵入を防ぎます。
特に低地や浸水リスクの高い地域では重要な設備となります。
水だけでなく、土砂の流入も防ぎ、建物内部の被害を最小限に抑えられます。
災害に強い家づくりの6つのポイント
災害に強い家を作るためには、防災設備を導入するだけでは不十分です。
重要なのは以下の6つのポイントを実践することです。
- ポイント1：災害に強い土地を選ぶ
- ポイント2：災害に強い構造を採用する
- ポイント3：災害に強い間取りを設計する
- ポイント4：災害に強い設備を導入する
- ポイント5：定期的に点検とメンテナンスする
- ポイント6：災害に強い家を作れる工務店を選ぶ
詳しく解説していきます。
ポイント1：災害に強い土地を選ぶ
災害に強い家づくりの第一歩は、安全な土地選びです。
国や自治体が公開しているハザードマップを活用し、地震、水害、土砂災害などのリスクを事前に確認することが重要です。
地盤が軟弱な土地や浸水の可能性が高い場所は避け、必要に応じて地盤改良工事を検討しましょう。
さらに、地域の過去の災害履歴や周辺環境も考慮し、総合的に安全性を判断することが大切です。
地盤調査は必ず実施し、不安がある場合は専門家に相談することをおすすめします。
ポイント2：災害に強い構造を採用する
建物の構造は、地震や台風に対する強さを決定する重要な要素です。
耐震等級は数字が大きいほど耐震性が高く、等級3なら震度6〜7の地震やその後の余震にも耐えられます。
耐震・制震・免震の中から、土地条件や予算に合わせて最適な工法を選択します。
また、外観は立方体や直方体のようなシンプルな形状が望ましいでしょう。これにより地震の揺れが分散され、建物への負荷を軽減できます。
ポイント3：災害に強い間取りを設計する
災害に強い間取りは、複雑な形状を避けシンプルな四角形に近いプランが基本です。
特に2階建ての場合、1階と2階の間取りを極力合わせることで、地震の揺れに対する強度が増します。
また、大きな吹き抜けや広い開口部は最小限に抑え、壁量を確保することが重要です。
さらに、家具の転倒を防ぐため、背の高い家具は造り付けにするなど、安全性を考慮した収納計画も必要です。
ポイント4：災害に強い設備を導入する
災害時のライフライン確保は、在宅避難の可能性を高める重要な要素です。
前章で紹介したように、電力を確保できる太陽光発電システムや、断水時に役立つエコキュートなどさまざまな防災設備があります。
多様な災害シーンを想定して、バランスよく設備を導入しておきましょう。
災害に強い設備は、災害時だけでなく、日常生活でも役立ちます。
各設備の利便性を理解しながら、メリットが大きい設備から導入してみましょう。
ポイント5：定期的に点検とメンテナンスする
どんなに高性能な住宅でも、適切なメンテナンスがなければ本来の性能を発揮できません。
定期的な点検により、雨漏りや結露などの早期発見・対処が可能となり、建物の耐久性を維持できます。
特に防災設備は定期的な動作確認が重要でぅ。非常用電源の充電状態やシャッターの作動確認、給排水設備の点検などを計画的に実施する必要があります。
ポイント6：災害に強い家を作れる工務店を選ぶ
災害に強い家づくりには、豊富な経験と専門知識を持つ工務店選びが重要です。
対象地域の地盤特性や気候条件を熟知し、それに適した構造や工法を提案できる工務店を選びましょう。
また、耐震性能や防災設備に関する提案力、アフターメンテナンス体制なども重要な選定基準となります。
施工実績や顧客評価を確認し、信頼できるパートナーを見つけることが、安全な家づくりの基本となります。
枚方市で注文住宅を建てるならミハマホーム
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 会社名 | ミハマホーム株式会社 |
| 本社住所 | 大阪府枚方市牧野阪2丁目8番2号 |
| 電話番号 | 072-867-0030 |
| 公式サイト | https://www.mihama-jutaku.co.jp/ |
大阪府枚方市を中心に、50年以上にわたって地域密着の住宅供給を行ってきたミハマホーム株式会社。
同社は2012年から2019年まで8年連続で枚方市内の住宅着工棟数において総合部門第一位を獲得するなど、地域における確かな実績を持つ信頼できる住宅メーカーです。
防災関連設備については標準仕様として幅広いラインナップを用意しており、災害に備えた住まいづくりをサポートしています。
プランニングから設計、施工、アフターサービスまで一貫した体制を整え、建築確認申請などの各種手続きもスムーズに進められることも特徴です。
災害に強い家づくりをお考えの方は、以下の公式サイトから、詳細な標準設備のラインナップや実際の施工事例をご覧ください。
また以下の記事では、ミハマホームの口コミ・評判や施工事例を紹介しているので、あわせてご参照ください。
まとめ
災害に強い家づくりには、適切な設備の選択と導入、そして総合的な対策が不可欠です。
太陽光発電システムや蓄電池による電力確保、エコキュートによる生活用水の確保など、それぞれの設備が災害時に重要な役割を果たします。
また、災害に強い家づくりのポイントとして、安全な土地選び、耐震性の高い構造の採用、災害に強い間取りの設計も重要です。定期的な点検・メンテナンスと信頼できる工務店選びも忘れずに実施しましょう。
このようなポイントを意識しながら、将来起こりうる災害に備え、設備の導入や各種対策を計画的に進めていくことをおすすめします。
